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●馬頭町観光協会パンフより
馬頭院は、馬頭市街地北側の山麓にある真言宗のお寺で武茂山十輪寺と称し、建保5年に光宝上人が下向して、将軍地蔵を安置し馬頭観世音を勧請しました。そして、金堂を建てたのが始まりとされています。また、鎌倉時代の後期に寺の北東側に武茂城を築いているので、その鎮護の目的も果たしていたらしいといわれています。元禄5年にここを訪れた水戸藩主徳川光圀が諸宇堂を修営し、武茂山馬頭院と改め十石の格式を与え朱印寺となりました。そして、寺名をとって馬頭村と改めましたので、これが現町名の起源とされたわけです。境内地は約一万平方メートルにおよび老木が茂り、風致に富み、本堂をはじめ観音堂、開山堂などを備えています。本堂は文政13年、開山堂は元和年間に建てられたもので、近年改修されているものの、堂内の柱などは造営当時の部材がそのまま使われています。馬頭院の本尊は馬頭観世音菩薩です。このご本尊は木造で鎌倉初期の作であり、町の文化財に指定されています。本堂前には「三度栗」がありますが、この「三度栗」は、いまから約300年前の元禄5年に水戸光圀が訪れた記念として植樹したとつたえられています。この三度栗の周囲は2.8メートル、樹高は9メートルもある老木で、年間、三度開花し実がなることから「三度栗」の名がつけられました。この「三度栗」は県の天然記念物として指定されております。
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