戦闘糧食ってなんだろう?

このHPはかなりマニアックな内容であるのも関わらず、最近、雑誌や新聞、TVなどでこのHPが取り上げられた事もあり、色々な人が興味を持って訪れてくださいます。 また災害の非常食について調べているうちに、ココにたどり着いた方も多いようですね。
中には今まで、戦闘糧食の存在すら知らなかった方もいらっしゃると思いますので、ここでは戦闘糧食に関する簡単な基礎知識を紹介いたします。
ココを読むことにより、さらに興味を持って、戦闘糧食について知る事が出来ると思いますよ。
戦闘糧食ってなんて読むの?
戦闘糧食とは(せんとうりょうしょく)と読みます。 また戦闘食(せんとうしょく)とか野戦食(やせんしょく)、もっと簡単に糧食(りょうしょく)と呼ばれる事もあります。
外国では一般的にRation(レーション)と呼ばれ、発音は(ラッション)とか(ラシオン)など言われているようです。 ちなみにレーションとは広く配給品を指す言葉なので、本来食料だけを指す意味ではありません。
中国語では野戦口糧という言い方をします。
戦闘糧食は非常食?
自衛隊の場合「通常食を支給する事が出来ない場合、もしくは著しく困難な場合、非常用食料をもって支給する」と規定されていて、その非常食が戦闘糧食にあたります。 
つまり戦闘糧食=非常食なのですが、航空機や船舶の救難用非常食とは違い、比較的普段食べている物に近く、災害時の非常食を自分で準備する際も、戦闘糧食を見ると、とても参考になります。
戦闘糧食をそのまま自分の非常食として利用したいなぁ
どうやって入手するのですか?
コレが中々難しいのです。 通常軍用の戦闘糧食は一般に販売されていないため入手が難しく、オークションなど個人売買で入手する以外はありません。 
また、普通オークションに出品されるのは、軍で暫く備蓄された物が現場に配給され、それらの消費されなかった物が出回るため、その時点で製造されてからけっこう期限が過ぎている事になります。
しかも軍用品はラフに扱われている事が多く、パックに穴が開いたり痛んでいる事も多々ありますが、もちろん痛んだ食品を食べて体を壊しても何の保障もありません。
素直に市販品を揃えたほうが無難な気もしますけど、中には趣味と実益を兼ね、災害用に戦闘糧食を備蓄している人もいます。
戦闘糧食を買う事は違法なの?
私は法律の専門家ではないので詳しいことは分かりませんが、他国の戦闘糧食を個人的なコレクションを目的として購入する。 その事に対して禁止する法律は日本にはないはずです。  しかし自衛隊糧食については、本来税金でまかなっている国の財産なので、それを売ることにより金銭を得る事は、業務上横領に当たるでしょう。 これを知らずに買うことについては明確な罰則規定は無いはずですが当HPでは自衛隊糧食を売買する事は一切お勧めしていません。 国外の軍用レーションも同様で、本来民間人に売ったりすることは禁止されていますが、他国の法律は実質日本国内では適用できないため、そこまで気にする事は無いでしょう。 ちなみに国外レーションでも日本国内で喫食目的での販売は食品衛生基準法に引っかかる恐れがあるので、認可を受けずに販売する事は出来ないはずです。 なのであくまで(コレクション用)として売買なら問題無いと思います。
ちなみに海外から輸入する場合、食材によっては検疫に引っかかり日本に持ち込めないことがありますのでご注意を。
戦闘糧食の賞味期限は?
もっとも気になるのが「これは食べられるの?」という所でしょう。 もちろん戦闘糧食はある程度の保存を前提としていますので、それなりに長持ちはしますが、永遠に腐らないという物ではありません。 その為消費期限の目安を軍では規定していますが、その規定が分かっているのは現在数カ国に過ぎません。 多くの国のレーションには製造年月日もしくは消費期限日が記載されていて、 消費期限日が記載されているものは良いのですが、製造年月日だけを記載されている物については何時まで食べて安心かははっきりしませんね。 あくまで参考ですが自衛隊の場合、缶詰の戦闘糧食I型は製造日から約三年、レトルトのII型は1年が賞味期限といわれています。
ちなみに米軍の場合、食品が保存されていた環境により劣化速度が変わるので、製造日から何年が賞味期限という規定は定めていません。
製造年月日も賞味期限も分からないけど、食べてみたい!
と言う方も中にはいるかもしれませんね。 あまりお勧めは出来ませんが、実は賞味期限が過ぎたからと言って、直ぐに食べられなくなるわけじゃ無いのです。  缶やレトルトは製造段階で殺菌され、密閉されているので、割と長く保存が利き、特に缶詰は100年前に製造された物が喫食できたと言う記録すら残っています。
(ちなみに僕は30年以上前に作られた缶詰を食べた事がありますよ)
さて、実は戦闘糧食を食べる際に「作法」と言う物がありますので、それをお教えします。 これは古い、新しいに関わらず、食べても一切の保障が利かない戦闘糧食を食べる際の、絶対見逃せないポイントと言っても良いでしょう。
まず最初に、パック外装の状態を確認します。汚れは仕方ないとしても傷などは見逃さないように。
※缶やレトルトの袋が膨らんでいないか?
※シール部分の剥がれはないか?缶に錆びはないか?
※傷やピンホールによる液漏れや漏れた跡はないか?
レトルトは耐久性が弱いので十分観察しましょう。もちろん上記の症状が見られたら喫食は不可です。
次に開封し中身の確認をします。特に見た目や臭いは注意しましょう。  
見た目がおかしかったり、臭いがおかしい物は不可ですが、もともと見た目が悪く、臭いも悪いものがありますから、必ず駄目とは限りません。
最後に軽く口に含んで観察します。異臭や刺激は無いか?
但し食中毒の原因菌には無味無臭の物もありますので、少しでも不安を覚えたら絶対食べないように。
また大量の保存料や原特殊な料が体に合わない場合もありますから、十分気をつけてください。

食中毒は命にも関わります! 
食べる際は十分気をつけて、必ず
自己責任でお願いします!!


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