趣味レーションOFF 2005
レポー


当時、あるプロジェクトが進行しつつあった。








そのプロジェクトを成功させるには、どうしてもクリアーしなければならないハードルがいくつもあったのだが、

その最も高いハードルの一つが











期限内に規定数の各国レアレーションを完食せよ!












と、いうミッション。









一見容易に思えるかもしれないが、これがまた大変な事なのだ。

と言うのも、このミッションはただ食べるだけではなく、詳細な写真を撮影しつつ、料理の一つ一つを観察し、

試食しながら大まかな内容物を分析して、感想まで述べなければならないからだ。


もちろん一度開封してしまえばやり直しは利かないので、失敗は許されない。

全て入手困難なレアレーションばかりなのだから。


それだけに1回の試食には準備も含めて3時間近く時間がかかり、

色々条件が揃わないと簡単には試食できないのだ。


さらに問題なのが、大抵のレーションは24時間分が詰め込まれていると言う事。

これを三食には分けず、一気に開封しなくてはならないと言うのも、このミッションを難度の高い物にしている要因だ。


胃の容量の限界もあるから、結局食べ残してしまう事も多い。




高価で貴重なレーションなのに・・







ある日のこと






胃がはちきれんばかりに膨れ、トレーに残った食べきれないレーションを目の前にして私は思った




























無 理


























期限内に一人で完食するなんて、 
 



 絶


  対


  無


  理


 !









っていうか、この状況、

世のレーションマニアが見たら、マジブチキレですよ。









?!





!!!






あっ!








だったらいっそ、レーションマニアの方を集めて、皆で食べましょうか?



そうだ!ついでに皆さんにも試食の感想文を書いてもらおう。

味覚は主観的なものなので、他の人がどう感じるかもl興味あるし。

食材や香辛料に詳しい人がいれば、僕が気がつかない事も発見してくれるかもしれない。

試食は2〜3口で十分!それ以上は味覚が麻痺するから、最初の一口目のインパクトが大切。




おお、そうすれば撮影に集中できるぞ。














と言う訳で








レーションOFF2005開催決定!!


















あっという間に月日は流れ、先日(平成17年6月8日) おりしも世間では

ワールドカップ予選 北朝鮮×日本

しかも最初の出場国決定が掛かった一大イベントだと言うのに、


そんな事よりレーションが食いたいぞ!と言う

飢えた20人のレーションマニア 精鋭部隊 が顔をあわせることに!!







今回は東京会場にて平日開催。

東京キャロル全面協力の下、素晴らしい会場が準備されました。
(キャロル社長殿は秘密任務の為、某国に潜入中で不参加)


いや〜会場は良かったのですが、主催者が大チョンボやらかしまして・・





折角作った名札や試食LOG用紙を忘れてきてしまい・・・・・


急遽、小澤班長の機転で代替品を用意していただき、なんとか事なきを得ました。


小澤班長!本当に助かりました。






さてさて、何とか開始前には準備が整いまして、


今回は午後3時から9時までの予定だったのですが、


予定時刻の前から多くの人達が集まり始め、


お土産なんかも色々なものを頂いちゃいました。(*´д`;)…うぅぅ



一部門外不出の物もあるため、ぼかしをかけています。





また、今回参加していただくことが出来ませんでしたが、三日月猫様よりフランス軍レーション




ナヲト様より ドイツ軍、缶入りシチュー、非常食、HDR GUR缶などを援助物資として頂きました。



ご提供&ご協力、本当にありがとうございます。






今回は平日開催と言う事もあり、途中参加の方も見えますので自己紹介などは後回しとし、


時間が来た所で早速









各国レーション試食タイム!!


















まず初めは!軽くジャブを打ち込み胃を刺激する意味で

ニュージーランドレーション! 前へ!




今回試食したのは「チキン照り焼き」

早速参加者の感想を聞いてみましょう。

「チキン照り焼きはアジア風スパイシーソースで酸味があって美味い」

「ラーメンはちょっと油っぽい香りが気になる」

「ミルクチョコが中々良い」

「「アプリコットミューズリーバーは穀物と果物の感じがはっきりして美味い」


おお、概ね好評のようですね



(ただ食べるだけじゃなくて、考え、記録を残しながら食べると、味の印象が強く残ります)


続きまして、アメリカに続く軍事大国、

ロシアレーション ハラショー!!



「メイン缶の肉は余分な味付けがされず、肉本来の味が楽しめる」

「肉飯は日本人にもなじみやすい薄味」

「魚の缶詰は塩気がちょうど良く、魚の旨味が出ている」

「ミートパテは軽い舌触りで卵白ムースのような食感」

「クラッカーは湿気ていて風味が損なわれていて残念」


意外にもロシアレーションはモンゴルレーションに似た内容でした。



さて、どんどんいきましょう。

おフランスのレーションざんす。



c’est genial

さすが評価が高い!

「チキンとジャガイモの味が物凄く濃い!保存食とは思えない美味しさ」

「レンズマメのスープは作りたてかと思うほどの新鮮な味がする」

「レストランで出されても納得して食べてしまうほど完成度が高い」

「むしろレストランでこれくらいのものを出して欲しい! 肉の旨味とぷりぷり感が物凄い、感動もの」


実は前回フランスレーションを食べた方も何人かいたのですが、今回食べた物の方が断然美味しかったそうです。



(今回は女性の参加者も何名か見えました)



ここまで美味しい物が続いてしまったので、次はちょっとハードな物を。

RCW登場!



実は巷では結構評判が悪いのですが、実際食べるのは僕も初めて。

「驚いたのが付属の粉末ジュース。 MREのものとはまるで違い、果汁ジュースの味がする」

「メインミールの見た目は悪いが、ちゃんと肉の味がするし、悪くない」

「クッキー類が甘いので量があると結構飽きるが、軽い塩気も利いていて悪くない」


意外にも好評でした。



さあ!今度は凄いぞ!

先日頂いたばかりのイギリス軍喫食試験用レーション



実はかなり悩みましたが、こう言う物こそしまい込まず新鮮なうちに食べるべきだと奮発しました。
イギリス兵ですら滅多に食べられない珍品です。

さてそのお味は!!

「イギリスの飯はマズイと言ったのはどいつだあ! 全部美味いぞ!」

「カレーは酸味と辛味が絶妙で、これほど美味いとは!!」

「ライスが泣かせる! ターメリックやセージで風味付けがされていて、パラパラのインディカ米がこれほど美味しく感じたのは初めて」

「プディングは固いけど噛締めるとコク味がある甘味と相まって美味い」





美味い・・・絶句



むむ、これでは次に来るレーションの印象が薄れてしまう。

よし、珍品オランダレーション投入だ




今回は朝食兼昼食パック

「個人的にはここに入っているクラッカーが一番美味かった」

「塗り物が豊富だが、味の違いが良くわからない」

「チョコレートがかっこいい」




(ラベルを解読し、中身を想像しながら食べるのも楽しい)





オランダレーションなどと言う珍品が飛び出して、益々盛り上がる挑戦者たち。


まだまだ行くよ〜

フィンランドレーション降下用意! 3・2・1・降下〜降下〜



これも珍品!

フィンランドレーションのメインミールは開けてビックリ!
中に輪切りのサラミやベーコン、長いソーセージまで豆と一緒に煮込まれていました。

「珍しいのはライ麦クラッカーで、少し酸味があり、パキパキしてる。
これにハムペーストを塗りたくると美味至極!」

「しかしなんと言っても驚いたのが大量に出来上がる木苺のゼリー風デザート
水に溶いたら茶碗大盛り一杯分くらい出来上がった。」




次は美食の国、ベルギーレーション!



なるほど、フランスレーションに酷似している。

さて、感想はどうだろうか?

「メインのプルーンと肉の煮物は微妙な不味さ・・これはいただけない」

「米料理は香辛料が利いているが全体的に薄味すぎて飽きてしまう」

「クラッカーは結構美味い」



なんだかこれは評価が悪いですね・・



(写真もしっかり撮って、まじめに記録をのこしています)


うわ!気が付いたらもう9時近い!!


全種類の内容物を調理(粉末を水に溶いたり、加熱したり)


撮影をしていると、どうがんばっても1時間に1.5食が限界!


しかも途中で自己紹介とかしてましたから


これは急がないと閉館時間までに撤収できないぞ!


それでは最後にとっておきの



ノルウェーレーションで総攻撃!!!




実に7500Kcal!


メインはフリーズドライなので、調理方法を失敗すると評価がガラット変わってしまうため注意が必要。

準備は完了!

さあ、いかがですか?


「感動!!絶品!タラのクリーム煮は身に歯ごたえがあり、魚の旨味が凝縮されている」

「トナカイ肉のシチューがこれほど美味いとは!!」

「今日食べた中ではダントツに美味い!レベルが違いすぎる!」

「クラッカーは甘味があり、香ばしくて美味い、」

「付属のチューブ入りチーズは海老やベーコンの風味が濃厚に溶けていて美味い」


これには僕も本当に驚いた!


この感動が伝えられずに申し訳ありませんが、参加して一緒に食べた皆様にはいつまでも味の記憶として残る事でしょう。




(味の表現を言葉にするのは意外と難しい)











残念ながらココでタイムアップ!!













うう・・満腹だ〜




























でも、皆さんが後片付けの手伝いをしてくれたので、少し余裕が出来ました。












そこで・・・

















実は今回参加してくださった方に、本職の占い師の方が見えたので、軽い気持ちで観て貰ったんですよ。











<以下簡単な再現>



「Mさんは、*******ですね」



「はい」





「28の時に**が***********で、******と言う事がありましたね」



「!ははははぃ」汗








「その切欠は26の時に・・・・」











「!!」

心臓バクバク
























すごい! 


全部当たってる! 


なんでそんな事が分かるんですか!!!

















僕はカメラマンと言う職業柄、TVに出てくる霊能師とやらが↓こういう写真見て




「霊が頭の怪我に気をつけなさいとお告げをしている」

とか言いながら心霊写真の解説しているのを見て

「おいおい」解説って突っ込み入れるくらい、そう言う事を信用して無い人だったモンデスカラ、

あまりに具体的に言い当てられて

本当にショック!


でした



どう考えても本人でしか知りえない事をズバリ当てられるので、もう信じるなと言うほうが無理!

実際にはもっと具体的な内容に踏み込んだ話を伺い、色々なアドバイスを頂いたんですけど

それにより、今抱えてる色々な心配事が解決したので、凄く安心しました!!


名刺に載っていたHPを公開しても良いと言う許可を頂きましたので、

何か悩みがある方は是非相談される事をお勧めします。






世の中、不思議な事があるものですね。





このように今回も非常に面白い人たちが集まってくださったのですが、


他にも






物凄く有名なアニメーション監督さんとかいらっしゃいました!






いや、実は後から知ったんですけど




頂いた名刺に書かれたお名前でネット検索したら・・

え!あの作品やこの作品の監督さんされてる人だったんですか!!

っと、驚くような方・・・・・


ご本人さんいわく「架空の打ち合わせをでっち上げて来た」と言うことでしたので、
 

ここでお名前を申し上げる訳には行かないのが辛い所。



う〜、色々とお話を伺えばよかった!!



残念






楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、皆様とは名残惜しくもお別れです。


(例の占い師さんは、次の日はこっちで除霊のお仕事だそうで、関西からわざわざ呼ばれる位凄い人だったんですね・・)





本日用意して来た、残りのイタリアレーションやカナダレーション。

ナヲトさんや三日月猫さんから頂いたレーションや、

皆様が持ってきてくれたレーションには結局手が付けられず、

仕方ないので、これらは次回持越しとなりました。



それでは皆さん、是非また次回お会いしましょう。







さて次回はどこで開催しましょうね??























第5回レーション死食会





















以上、今回のレーションOFF2005 レポートでした。











お詫び・・
今回はプロジェクトの兼ね合いで当日撮影した糧食の写真が公開できません。
後日、違う形でちゃんとしたレポートを公開しますので、こうご期待ください!!


















































.







解説





これは一見大変気持ちの悪い写真に見えますが、別になんら不思議な写真ではありません。

あるカメラの機能を使いますと良く起こる現象です。

皆さんはスローシンクロという言葉をご存知でしょうか?

通常カメラのストロボを使用する場合、1/60程度のシャッタースピードにセットされる事が多いのですが、

ストロボの光はあまり遠くまで届かないので、近くの人物に適正露出がきても、遠くの背景は真っ黒であることがあります。

夜景をバックに写真を撮ったのに、写真が出来上がったら後ろの夜景がまったく写っていなかったという経験はありませんか?

そういう場合はスローシンクロと言うテクニックを使い、シャッター速度を遅くすれば背景の夜景の光も感光させる事が出来るのです。

さて、この写真も祭りの雰囲気を映し込むため、スローシャッターに設定してあります。

ここでポイントなのは、消えているのは頭だけと言うこと。

つまり黒い部分ですね。

この子供は実は激しく動いているのですが、何百分の一というストロボの閃光速度のおかげで停まって見えます。

しかし黒い髪の毛の部分は感光されませんでした。

次に背景の絵を見ると、ガラスが光ってかなり明るい事が分かりますね。

結局、後ろの光が強いので、髪の毛だった部分に強く写りこんでしまったというわけです。

よく体から零体が抜け出たような写真を見かけますが、これも大抵はスローシャッターによるブレが残像として残ってるだけだったりします。



こんな感じで