SDFヌードル

インスタントラーメンは自衛隊員の間で第三の戦闘糧食と呼ばれるほど人気があり、中には配給された糧食を残しても、自腹で買ってきたインスタントラーメンを食べる隊員もいるそうです。 また厳しい演習時の増加食にもよく配られますが、これまでは色々な市販品が利用されていました。
しかし2005年辺りからちらほら出回るようになったのが、今回紹介する自衛隊向けカップラーメン、その名も「SDF」!
SDFはもちろん「Self−Defense−Force」の略で、これが自衛隊向けと呼ばれる所以です。
写真を見て分かるとおり、SDFはNISSIN製カップヌードルのパッケージを変えた物で、基本はカップヌードルととあまり変わりません。
インスタントラーメンは日本が誇る、世界中で愛されている発明品であり、その中でもカップヌードルは2006年現在、35年以上もの間変わらず愛され続けている定番中の定番! 早速カップヌードルとSDFを比べて見ましょう。

上蓋の表示印刷は、基本的に商品名以外大きな違いはなく、製造工場も全く同じのようです。

ラッピング開封兼蓋押さえのシールの印刷も違います。
SDFの方はレジで商品情報を読み取るバーコードが付いておらず、つまり市販を前提としていない事が伺えます。
やはり納品先は自衛隊に限定されているのでしょう。

蓋をあけて中身を確認した所
コレはビックリ!こんな所に市販カップヌードルとの差を発見してしまいました。 写真を見れば一目瞭然ですが、SDFは明らかに具が少ない!!
海老やねぎの大きさもまるで違い、材料自体がSDF用と市販カップヌードル用とでは分けられている事が伺えます。
麺自体は見た目にあまり違いはないようですね。 でも気になったので調べてみると、栄養成分表にはっきり違いが書かれていました。
| SDF(73g) | カップヌードル(77g) |
| エネルギー 352Kcal タンパク質 8.8g 脂質 16.5g 炭水化物 42.3g ナトリウム 1.9g (めん・かやく 0.9g) (スープ 1.0g) ビタミンB1 0.18mg ビタミンB2 0.21mg カルシウム 101mg |
エネルギー 364Kcal タンパク質 10.1g 脂質 16g 炭水化物 44.9g ナトリウム 2g (めん・かやく 1.1g) (スープ 0.9g) ビタミンB1 0.20mg ビタミンB2 0.25mg カルシウム 106mg |
コレを見ると、SDFの方が全体量が少し量が少なく(多分麺の分量は同じで、具が少ない為だと思われる)その分カロリーも少ない。
また塩分濃度を表わすナトリウムが、具については中身が少ない分、SDFの方が少ないのは道理です。しかしスープは同量だと思われるにも関わらずナトリウム含有量がSDFの方が0.1g多いと言うことは、その分濃い味付けがされている事を表わしています。 つまり肉体労働で汗を流す自衛隊員には塩分が必要になり、その為に少し濃い味付けにされているのでしょう。 やはり伊達にSDFの名を名乗っているわけではなさそうです。
具が減らされているのは、増加食の予算が自衛隊法で厳密に決められている故、納入価格を下げる為に仕方がなかったのでしょうね。 これも税金で賄われているのですからしょうがありません。
さて、お味の方ですが、やっぱりカップヌードルとなんら変わりはありませんでした。 塩分濃度の違いなど、お湯の入れ方一つで変わるので、殆ど気になる事は無いでしょう。
流石に製法も35年前と殆ど変わっていないので、スポンジのような食感の平べったい麺は、最近の生めんタイプの物と比べれば野暮ったい気もしますが、余分なゴミ(麺や具を個別にパックした物)を出さないこのタイプがベストなのでしょうね。
現在ベーシックなしょうゆ味しかメニューを確認していませんが、カップヌードルにはご存知のように様々なフレーバーが用意されています。これからのメニューバリエーションに期待。