シンガポール軍FILD RATIONS 1 MAN試食



シンガポールは1965年に建国された比較的新しい国である。 琵琶湖ほどの国土しかないにも拘らず、
近年著しい発展をとげた非常に豊かな国であるが、元々はマレー半島の英国植民地であった。
その為、この国には移民が多く、中華系76.0%、マレー系13.7%、インド系8.4%、その他1.8%など。
言語も国語はマレー語だが、公用語として英語、中国語、マレー語、タミール語が使われている。
つまりそれだけ多民族の国家であると言う事は、各民族により食文化も違えば、宗教も違う為、
食べられる食材(宗教的禁忌)も違うと言う事である。
そんな国の戦闘糧食は、一体どんな物であるのか?非常に興味深いでは無かろうか?
早速入手したシンガポールレーション2000年プロダクト メニューナンバー3 TYPE NON−MUSLIM 
の中身を確認してみよう。


パスタのナップソース
シェルタイプのパスタがトマトソースに絡めてあるので一見イタリア風に見えるが、 このソースが非常に独特で、パクチーや八角などの中華香辛料がふんだんに使ってあるため、まるで中華料理を食べているようだ。

蒸しダックライス
中華風味付けされ、蒸し揚げられた米の中に味付けされたアヒル肉と栗がごろごろ入っている。 インディカ米を使っているが、米はパラパラしておらず、むしろムッチリした感じで、中華風チマキの中身のに似ている。 流石にこれが300gもあると、結構おなかに溜まる。
 
グリーンビーンズのデザート
緑豆が甘く煮付けられ、ココナッツミルクのシロップに入っている甘いデザート。 中華のデザートでは一般的で、ぜんざいに似ている。
ココアビスケット&バタービスケット
ココアビスケットはカカオの風味が利いたビスケット、 シンガポール軍のレーションにはスプレッドが無いので、そのまま食べられるように少し味がついている。
バタービスケットは甘みが少ないミルクビスケット風で、ほんのりバターの風味が利いているが、あっさりしているので連食しても飽きが来にくい。
シリアル
薄くて細かいシリアルに砂糖と粉末ミルクが加えてある。コレに水を混ぜるだけで食べられるが、シリアルが薄いので、すぐに食べないとパリパリ感が無くなり、どろどろしたオートミールのようになってしまう。
量的には少ないが、かなり甘いのであまり多くは食べられない。
台湾軍のシリアルに似ている。
スイートタブレット

一見ラムネ状のお菓子かと思ったら、麦芽や粉乳を固めたミネラルタブレットのような健康食品であった。小麦粉が主成分なので食感はクッキーのような感じで、口に入れたときはそれほど甘くないが、噛んでいるとコクのある甘みが湧き出してくる。

 
ドリンク各種
粉末ミルクティーは市販のリプトン製の粉末ミルクティーで、温水でも冷水でも簡単に作れて、割と美味しい。
アイスレモンティーも、市販の粉末レモンティーだった。
アイソトニックドリンクは、日本製のポカリスェットの粉末が付属していた。


フルーツバー
シリアルやドライフルーツを飴で固めたもので、底のほうにヌガーが塗ってある。
オレンジレモンバーとトロピカルフルーツバーの2種類があった。 
何故かパックとは別支給になっていたが、メニュー表にはちゃんと載っている。 

 
付属品
付属品は、多目的ティッシュペーパーと固形燃料&マッチ(箱入り)
メニュー表など。
メニュー表を見ると、すべての朝食にインスタントヌードルが付属するとかいてあるので、フルーツバー同様に別支給であるらしい。
これも市販品を利用していると思われる。


直線上に配置
マレー半島はイスラム勢力圏であるので、シンガポールレーションにもムスリムとノンムスリムメニューがあり、ムスリム用にはHALALの表記が付いている。 ムスリム用もノンムスリム用も各々5種類メニューがあるが、基本的にはアントレとデザートの入ったレトルト以外は、全て共通した内容物だ。ただしアクセサリーパックは基本的にA.B.Cの三種類に分かれており、微妙に中身の種類が違う。 パックに入らない菓子類、インスタントラーメンも市販品を配給しているので、特に決まった種類が配給されるわけではない。

メニュー表

直線上に配置