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道端にアブラゼミ、 ん?胴が無い。 瞬間、昆虫疫病菌マッソスポラが脳裏をよぎった。 ビニール袋を出し、逃げるアブラゼミをやっと捕まえた。 Massospora マッソスポラ属 ハエカビ目ハエカビ科 最初にアメリカで17年蝉に感染したものが報告され、セミだけに感染の昆虫疫病菌。 |
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日本では1951年、小林義雄博士が「植物研究雑誌」に、1946年東京石神井のニイニイゼミの感染例を報告。 その後1999年、小笠原でのオガサワラゼミの感染の2例があるのみ。 この菌はセミの成虫のみに感染、体内で増殖、胞子を作る。この菌のすごさは、セミを殺さず、尾部側の関節を次々に外し落としていく。感染したセミは腹部を脱落しながら飛び回り胞子を飛散させ他のセミに感染させる。感染したセミは次々と感染源となるので恐ろしい感染率となる。 小笠原の例では、腹部の脱落に気付かず交尾行動をとる姿が観察されたという。 |
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Massosporaの資料は全く無いので博物館に持参。 このアブラゼミからは胞子は全く見つからず。幸いなのか不幸というか・・。 マッソスポラ騒ぎ、となってしまった。 |
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実は上記胴の無いセミを捕まえたとき、瞬間マッソスポラでは?と思い、付近に感染したセミがいないかしばらく探してみた。 胴が脱落したセミは見当たらなかったが腹部が白いカビにやられたアブラゼミ。 今までカビだと思っていたこの白いヤツ、セミヤドリガの幼虫が寄生しているのだそうだ。 (この幼虫、いつセミに乗り移るかは謎だとか・・) |