柿の実が熟す頃

寺家ふるさと村に放置された柿。
多摩丘陵を代表する柿、禅寺丸。
今は大型で甘い品種に押されて見る影も無い。

昨年は裏年でほとんど実が生らなかったが、今年は豊年。
落果した実の種子から、カキノミタケが出始めた。
一昨年は全く見られなかった球状子実体を持つものも出た。
棒状子実体は無性の分生子だけだが、この球状子実体は条件が良いと有性生殖をする子嚢胞子を作る。
先週(9/23)採取したカキノミタケ、子嚢胞子は見られなかったので山荘式に熟成、一週間。
球状子実体は熟しかけると果柄が溶けて寄主から離れる。(先週の樹下でも離れたものも見うけられた、球形細胞だけで子嚢は無かったが・・)
先週の樹下で、寄主から離れていたものが最も熟しているようなので切断。
まだら模様が見えるので少し熟してきたか。
外側の黄色い球形細胞の内側には、子嚢が出来上がっている。
わずか1週間で内部は子嚢胞子がびっしりだ。(子嚢は薄くて見にくいが)
メルツァーで。
どの子嚢も不定形、でたらめに胞子を詰め込んでいるように見える。
子嚢胞子は8個。
別部位。
まだ胞子は未熟なんだろう、飛び出しているものは無いので縦に稜のある胞子は観察できない。