柿の実が溶ける頃

(9/30、柿の実が熟す頃)の続き。

カキノミタケを山荘式に子嚢胞子誘導を計ったのはいいが、水が多すぎたせいか寄主のタネごと溶け始めてしまった。
このタール状のドロドロを覗いてみた。
球形子実体の主要構成部分である球形細胞は、鮮やかに染まっている。柿渋の色素か。
子嚢胞子も実に鮮やかに染まっている。メルツァーより鮮明に見える。
左上、子嚢。
左下、子嚢が破れ始め。
その右、8個の胞子が飛び出したところ。

色の濃さを見ると、球形細胞由来の子嚢膜が良く染まるようだ。
なぜか分生子は全く染まらない。
中央の子嚢胞子に注目。
その右下の単独胞子は縦になって、5本の稜が有るようだ。各稜は長いトゲ状になって見える。



今回はサンプルをドロドロに溶かしてしまったが、自然状況下でもこのようにして胞子を放出しているのだろう。