カイガラタケの変心

最近分子レベルの解析でアイカワタケとヒラフスベは同一の種であることが解明された。
アイカワタケが厚膜胞子で無性生殖しているものがヒラフスベだ。
このように両者くっ付いて出ることがあるので以前から推測はされていた。
コガネタケが無性生殖しているのがこの菌塊、というのが山荘主の推測。(コガネタケより早くこの菌塊が出る。)この菌に寄生したものがニオイオオタマシメジ・・。
寺家ふるさと村、太い落枝にチャカイガラタケと一緒に1cmちょっとの腹菌状のキノコが出ていた。
材から出始めた幼菌も丸い。
右下に見えるのはチャカイガラタケ。
切断したら腹菌ではなく固い。
.外側はヒダが圧縮されたように密集。まるでカイガラタケがヒダを内側に団子状になった感じ。
中心部は樹枝状。
チャカイガラタケの胞子は無いが
内部はどの部分も厚膜胞子で構成されている。
表皮は薄く、内側はすぐに厚膜胞子帯となる。

アイカワタケ、コガネタケの例のように、キノコには結構無性生殖へ転換する形質が残されているようだ。
硬質菌のチャカイガラタケにもこの機能が有っても不思議は無い。
この団子は、
いったん出かかったチャカイガラタケが種の維持の為、
無性生殖へと変心した、と考えるとすっきりするが。