ツバキンの抗菌物質

ヤブツバキや園芸品のツバキの下では、例年より1ヶ月以上早くツバキキンカクチャワンタケが出始めた。

ツバキキンカクチャワンタケの名はキノコ中で最も長い名前かも。それで通称ツバキン。
(ちなみに植物で最も長い名はアマモの仲間の、「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」。最短は、「イ」。)
今シーズンの花ではなく先シーズンの花からキノコを出す。
泥を洗い流してみると、花托に菌核を作っているのがわかる。
以前から不思議なツバキがある。
ここのツバキンは毎年花全体が残る。(写真は3年前に撮影したもの)
花は腐らずに残る。
まるでドライフラワーだ。
昆虫寄生菌からは抗カビ、抗バクテリア物質が出ることは知られている。
これは一昨年秋感染のセミノハリセンボン。年を越して、春が過ぎ、そして撮影はなんと8月。
今年もこの同じツバキ。
樹下は今シーズンの落花でいっぱい。
半分埋もれた黒いやつは先シーズンの落花。
先シーズンの落花からはあちこちからツバキンが出ている。
このツバキン、
花全体が腐らず残るのは、分解菌の侵入を防ぐ抗菌物質を出しているものと考えられる。

菌核菌も昆虫寄生菌同様、抗菌物質を代謝しているのだろう。