赤星君の引っ越し先

カイズカイブキ葉上で冬胞子ー担子胞子となった梨赤星病菌
Gymnosporangium asiaticum
は、他の植物に引っ越さないと生きていけない異種寄生性。

ボケ葉上に移った担子胞子は葉の表面に感染、黄色いブツブツ、精子器(0)を作りここで+と−の精子と受精毛を作る。なんとそこから蜜を出し、寄ってきた虫に混ぜ合わされ受精するらしい。
虫によって受精して+と−が混ざると、菌糸が細胞間隙を通り葉の裏に伸びてヒゲを作る。これがサビ胞子堆(T)。
葉だけならいいがこのように果実にも感染する。
ボケの実のサビ胞子堆。
梨赤星病菌といっても上記ボケにも
カリンにも移る。(どちらもボケ属 Chaenomeles)
このカマツカに移ったものも同じらしい。(カマツカ属 Pourthiaea)
サビ胞子堆のヒゲは中空で網目で構成されている。
この網目が湿度により伸縮して、中で作られたサビ胞子を押し出しているようだ。

カイドウにも同じようなサビキンが引っ越している。
リンゴ属Malusのものは
Gymnosporangium yamadae
といって別物らしい。
でもどちらのGymnosporangium
もまたビャクシン類の上に舞い戻って冬胞子(V)を形成するというサイクル。