弟切草

オトギリソウ、語源は平安時代の鷹匠伝説から弟切草とか。
西洋の植物名は古代ギリシャ、ローマ神話由来の名がわんさかあるが、日本では他に例が無い。
どこかの地方名を、江戸時代の「和漢三才図会」で面白おかしくくこじつけたのかも。


写真は最近増えてきた外来種、コゴメバオトギリ。(hideさん撮影)
オトギリソウ科の木本は日本には本来の自生は無く、中国原産の
キンシバイ と
ビヨウヤナギ が有る。
山荘近所ではその園芸品種がよく植えられている。


この写真
Hypericum patulum 
cv. Hidcote
キンシバイ
Hypericum patulum
の園芸品種。
ヒデコートとはおそらく英国の代表的庭園、Hydcote Manor Garden からきたものだろう。

patulumとは、やや開いた花につけられる形容詞、少ししか開かないキンシバイの花をを大型にして全開させている。葉が平面的に出るのも親に似ている。
最近ではより矮生のこの
カリシナムが多い。

ビヨウヤナギ
Hypericum chinensis
の園芸品種かと思ったら、れっきとした独立種だった。
Hypericum calycinum
山荘付近では花は終わりかけが多い。

calycinusとはガクの様な、の意、たしかに花が終わっても大きなガクが残り妙な形をしている。
5本の花柱は合着しているのはまさにビヨウヤナギ。
合着花柱も受粉後はバラバラに離れるようだ。

この木本のオトギリソウ。
最近ではNorysca属にまとめられている。いずれも5心皮。(草本類は3心皮、でもトモエソウは子房5室だなあ・・)