隔離分布

東戸塚駅を見下ろす岡の上、旧東海道の一部がまだ残っている。
このあたりは相模の国平戸、川上。
クロウメモドキ科の
ネコノチチ
Rhamnella franguloides

近畿以西の植物とされているが。このあたりには自然状態で点々と見られる。
異例の隔離分布だ。
今年は花の付きが悪く実が少ないとのこと。
落葉高木。
コクサギ型葉序をつくる。
葉脈が赤紫色に浮き出て見える。
花は5〜6月、葉腋に小さな目立たない緑色の5弁花を付ける。
果実は黄色から赤となり10月に黒熟。猫の乳を連想してその名が付けられた。
古くは昭和8年発行の「神奈川県植物目録」に記載されており、その後消息不明、昭和31年再発見、という歴史がある。
これも付近にポツポツと見られる
ナツフジ。
Milletia japonica
ちょうど結実していた。
東海地方以西とされている植物だが、県内には自然状態で見られる。
去年7月に撮ったナツフジの花。

旧東海道沿いに隔離分布が見られることは、人為的あるいは何かに種が付着して遠路街道を運ばれた可能性も考えられるか・・。